按摩って何を目的に行われてるの?

日本国は世界から見ると非常に特異な文化が根付いている国として認知されていますが、古来より受け継がれきた多くの日本文化や技術の中に「按摩(あんま)」というものがあります。按摩とは日本が誇る指圧術であり、昔から按摩師と呼ばれる人の手によって医療目的で行われてきたマッサージのことです。按摩がどの土地で発祥したのかは定かではありませんが、世界最古の医学書として知られる「黄帝内径」には按摩の文字が記載されており、日本に住む人々の間で古来より伝承されてきた健康法だということが分かります。

按摩という言葉を2つに切り離すと按は「押す」という意味になり、摩という文字は「撫でる」という意味となります。つまり、人の全身を手技によって押したり撫でたりする事で血流を改善したり、体液の循環を促すという効果を狙った施術だということが言えます。また、按摩には筋肉の緊張をほぐしながら心をリラックスさせ、心身を共に整えるという目的もあります。

按摩の歴史は以外にも古く、一説には奈良時代には既に按摩師と呼ばれる按摩を専門に行う人がおり、血液循環の改善や内臓機能の調整、神経系の機能向上など「医療目的」で行われていたのです。ちなみに現代の日本で按摩を行うためには国家資格を取得する必要があります。そのため、資格を必要としないエステや整体でのマッサージや指圧に比べると、国から一定の評価を得ている按摩は信頼のおけるマッサージ法だと言えます。